数珠  真堆朱   について




何層にも塗り重ねる事を 堆朱 (ついしゅ) といいます

同じ 堆朱 といっても その産地 その人により

塗品・技法に違いがあります


木曽漆器の伝統の堆朱塗や 青森の津軽堆朱塗 などは 木などである形を作り

それに色うるしを塗り重ね モヨウを創って仕上げる 塗技法としての 堆朱 です 

ニシチキリヤの数珠は 何かの形に塗るのではなく うるしの塗り重ねのみの堆朱技法で

 
真堆朱」   としました


その日に塗る品物が終わって 最後に次の日などに乾き具合を確認するためなどに

 ある大きさのガラス板を用意してあります

写真は その積み重ねの 黒と朱 を交互に塗り重ねた板(厚 4〜5分)で

それを ある大きさに切った状態のものです


・・・ 何年で 何回塗かは不明 ・・・

 


―   時を重ねる  時を重ねて ―


・・・  数珠の一玉はそれぞれ煩悩で そしてそれらは同じではない ・・・ と お坊さんのお話を聞き

そのひとつひとつの形を大事して 創っています




昭和63年(1988年) 第1号 完成 以来 

仕上り期限を決められず お待ちいただきながら

お手許にお渡ししています


数珠についての諸事項につきましては お手数でもそれぞれご確認をお願い致します

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