らくがき

令和2年(2020) 1・2・3・4・7・ ・ ・10・12月
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2020年12月26日(土)
収めのご挨拶







フェイスブックに掲載の写真です。
今年の初め、1月1日、玉竜の実の青。
4月9日、地球の青。
6月2日、さんかようの実の青。
がありましたので、収めも「青」でと思い、
何か青いものを探して下ばかり見ていましたので、
この時期にそれらしきものは見つけられずにいたところ、
ふと、ありましたね、いつもの「空の青」(12月22日撮影)。

地球から上を見れば、広かったり狭かったり、
時に色々な形の雲に、雨や雪に、さえぎられることもありますが、
だいたいどこからでも普通に見ることが出来る、
「空の青」と思います。

コロナ禍が早期に終息し、感染の心配のない
普通の日常になりますよう強く願うばかりです。

今年は、普通、当たり前であった日常が、
コロナウイルスの発生、そして感染拡大により一変しました。
皆様それぞれのお家では、
周りからではわからないご苦労など
多々おありだろうと思います。

当地でも、コロナ禍の行動の制限の影響は大きく影を落としています。
いわゆる観光地と言われる場所ではなく、
工芸産地の特有さがありますので、
政策の補助の何かしらのキャンペーンという点では、
直接的には少し外れてしまうところもあろうかと思います。
でもその分、人に頼らず自分で何とかできる、という見方もできるのですが。

近年では増加傾向にあった
インバウンドと言われる海外からの来客が
ほぼ無くなったことも大きく影響しています。
6月初旬の漆器祭の感染拡大予防による中止。
10月の秋の漆器祭はリモート開催でしたが、
思うような成果では無かったと思われます。

商いとしますと、
こうすれば良い というような行動を見つけられず、
知識知恵不足も重なり、
まだしばらく「我慢」という状況と思います。

コロナ過でそれまで当たり前に普通だった日常が
終息しても同じになるかどうかは不明でもあります、
ワクチンの接種が始まった、始まりそう、との報道を目にしても、、
まだしばらくはこの状況が続くのでは、と思います。

思い描く行動、正解の行動は見えにくいのですが、
コロナウイルスには年末年始は無い、と言われています。
近年では、気象状況が大きく変動するようになり、
それも普通になりそうです、
ストレスなどたまらないよう、
小さくても何かしら気晴らしなどしつつ、
うまいこと心身のバランスを取りながら、
寒さも本番を向かえる中、
体調管理にも充分にお気をつけてお過ごし下さい。

令和2年 2020年 子年
どのような歴史として残りますでしょうか。

まとまらない文面になりました。
良いお年をお迎えになられますようお祈り申し上げます。

西チキリヤ漆器店
手塚 衞

2020年10月19日(月)
とりとめもなく。

当地界隈の木々は色付き始めています。
お変わり無くお過ごしのことと思います。
フェイスブックではチョコチョコと更新していますが、
こちらでは久しぶりの3か月ぶりの投稿です。

「コロナ禍、コロナ禍、コロナ禍」で過ぎてきました。
これからの季節は、風邪やインフルエンザも加わってきます。
経済活動、人々の自由な往来等々、一刻も早く終息を願うばかりです。
素人考えでは「ワクチン」が出来れば何とかなるのではと。
何とか、何とか、です。

デジタル化・・・ など、
年々色々な事について行けなくなってきているように思い、
GO TO なんとかの クーポン券?
プレミアム券?
木曽漆器お得クーポン券?
店舗販売での申し込みや対応や処理などなど、
漆器を作っている方が 「楽だな」 と思うのです。

今年は、今までは考えたこともなかったのですが、
インフルエンザの予防接種を(高そうですけれど)受けておこうかと思っています。
急に寒くなり天候不順でもあります、
くれぐれも体調管理などお気をつけてお過ごし下さい。

2020年7月5日(日)
7月、思う事。


このたびの豪雨により被災された皆様にお見舞い申し上げます。
事態の早期の収束をお祈り申し上げます。

半年が過ぎました。
社会が「コロナウイルス」の影響を中心に過ぎてきました。
様々な自粛や中止など、目に見えない物の怖さを痛感するばかりです。
しろうと考えでは、暖かくなればある程度は収まるのでは、と思ってもいましたが、
変わらない現実です。

当地は、 ある種 「観光地」 であろうかと思いますが、
そう呼ばれるより、
伝統工芸品 木曽漆器の産地として街を形成していますので、
『工芸産地』
というような当地特有の表現が似合いますでしょうか。
その漆器を見に、触れに、そしてお手元にと、人々が訪ねて来られます。

「行動」が大きく制限され、ここ数年で当地にも訪れてくれる方々が
日本人より多くなった、と思われる海外からのお客さんが、
ほぼ無くなってしまったのは、「商売」として厳しい現実です。
国、県、市からの給付金類はありがたいのですが、
「満足」とは言えないところです。
このような時期に、「先々のための製造を」と思いもしますが、
なかなか思うようにいきません。

当地の今は「漆を塗って仕上げる」ということの他に、
他産業の需要にも対応している事業者などがあり、
コロナウイルスによる必要性の中で、仕事が増えた職種もあるようです。
仕事、収入に限っての、減少や増加、
また、大きくは変わらないこともありますでしょうか。

早期にコロナウイルスが終息に向かうことを願うばかりです。
しかしながら、漆器産業が最低でもコロナウイルス発生以前の状態に戻るには、
「生活必需品」とは言えないところもありますので、
より多くの時間が必要になるのでは、と考えてしまいます。

現状そしてこれからの時代に対応できるよう、
それぞれの業種で試行錯誤されています。

漆、木、天然素材で形となり、
使われる、使われてきた、古来より伝統の「日本の漆器」は、
地球に、自然に、また戻り、還って行き、
また、生まれ育つものだと思っています。
もがき悩みながら、
「漆器」を大事に携わって行きたいと思っております。
今後とも末永くよろしくお願い申し上げます。

とりとめのない文面になってしまいました。
何にしても、 早期にコロナウイルスが終息に向かい、災害も無く、
社会生活が平穏無事に過ごせるように願いたいと思います。
梅雨、暑さ、それぞれの影響なども心配されます、
一つには「健康が基本」と思います。
体調管理などくれぐれもお気をつけてお過ごし下さい。

2020年4月23日(木)
思ったこと。

仕事中に聞いているユーチューブから流れてきた曲の歌詞に

♬ 泣きたいなら かまわずに 泣いてしまいなさい ♪

なんとなく聞きながらぼんやり考えて。
「楽しいときは しっかり 楽しみなさい」
「笑うときは おもいっきり 笑いなさい」
でも 
「怒るときは 怒りたいときは やり場のないときは そんなときは・・・ 
クルっとうしろを向いて 
深呼吸でもしてみませうか 
大声で バカヤロウ とでも叫んでみませうか」

新型コロナウイルスに
「こっちへくるな 消えて無くなれ」
と 叫んでみても無駄でしょうか。

感染治療や退治方法はできるはずも無く、人まかせ。
そして、苦しい時だけの「神仏頼み」。
感染治療や対策、そして治療薬などの研究開発など、携われる全ての方々に感謝。
感染しないよう、感染させないよう。
早期の終息を願うばかりです。

2020年4月22日(水)
漆器祭の中止

第53回木曽漆器祭・奈良井宿場祭、令和2年6月5・6・7日開催予定は、
新型コロナウイルスの影響により、中止となりました。
現状では、的確、明瞭な判断と思います、ご理解をお願い致します。
無事の開催時にはごゆっくりお出掛け下さい、お待ちしております。
木曽漆器の街でも当地なりに静けさが増し、店舗営業には多大な影響が出ています。
皆様もそれぞれに普通の日常では無くなってきている事と思います。

世界中が大変な状況になっています、ありふれた言葉ですが、
お体の調子、気持ちの持ち方など充分にお気をつけてお過ごし下さい。

2020年2月1日(土)
暖冬、漆の事など

今年の冬は、大暖冬といわれます。
気温が高目で降雪量が少ないのは、
そうではない例年には「そうだったらいいな」と思いつつ過ごしていましたが、
いざ今年のような気象状況になりますと、
これからの天候、水不足など心配してしまいます。
地球規模での大きな環境変動と思いますが、
自分にできることをして行ければと思います。

コロナウイルスも早く終息してくれることを願うところです。
「漆には抗菌作用があります」という宣伝文句があります。
樹液そのものが皮膚に付着などしますと
かゆみ、湿疹を伴う「かぶれ」という症状がでますので、
ある意味「毒物」であると思います。
樹液に近づいただけでも「かぶれる」方もおられるようです。
日本産の8月「盛ーさかり」の時期に採取された漆は、軽いやけどの症状にもなります。
でも、しっかり乾き(固まる)ますと「かぶれる」ことはほぼ無くなります。

仕事として漆を扱っていても、かぜはひきますし、
過去には「ノロウイルス」にもなりました。
抗菌作用を否定するわけではありませんが、
どの程度の抗菌なのかはよくわからいところではあります。
「症状が軽減される」ということもありますでしょうか。
漆を1滴2滴飲んでいれば「胃には良い」と昔に聞いたことはあります。
漆を体に塗ることは出来ず、放置して空気(水分)に触れていますと
乾いて(固まって)しまいます.
何も知らない素人が言えることではありませんが、
漆を使っての何かしらのウイルス対策は難しいところでしょうか。
あと、漆を燃やして、いう方法は、強烈な匂いとの戦いにもなります。

漆器は、
過去にCMでありました言葉を借りて、
「何も引かない、何も足さない」 天然樹液の漆と
木、木粉、米粉、サビ土(当地特出土)など天然材料で作られた漆器は、
環境にはやさいしい よりも、自然界そのもの では、との思いもあります。

まとまらない文章になってしまいました、
天候不順の折、くれぐれもお体お大事にお過ごし下さい。

2020年1月1日(水)
年頭のご挨拶

新年あけましておめでとうございます
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます

「令和」になり始めての正月、新しい年が始まりました。
願いますのは「良い年になりますように」です。
健康で、災害が無く、景気が上向き、嫌な事煩わしい事が無く、
明るく楽しく笑顔で、物事が順調に進んで、などなどたくさんの想いが出てきます。
特に「漆器産業が少しずつでも上向きになってほしい」
と同時になりますが、「木曽平沢という街の潤い」
ということになりますでしょうか。

「重ねるぬくもり、伝える温もり、漆塗り」
「その時わからなかったことが、ある時わかる、漆器の魅力」
「満腹にはならずとも、心持ちが豊かに満たされる漆器をお手元に」
など想いもあります。

人それぞれ個性があり、当然に好き嫌いもあります、
「万人受けする物」は無いのでしょうけれど、
その人だけのも「物」が出来る可能性はあります。

作らなければならない漆器、創りたい漆器が、まだまだまだ、たくさんたくさんあります。
その製作にあたり、挫折、苦しみ、楽しみ、喜びなど一生涯味わいたいと思ってもおります。
本年もよろしくお願い申し上げます。
西チキリヤ漆器店
手塚 衞