らくがき

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2010年12月22日(水)
とお椀と

早いもので今年も後10日あまり、早いものです。

今朝はこの冬初めての本格的な7〜8p位の積雪でした。少々の雨まじりでもあり湿った雪でそう寒くもなく、
日中はある程度気温も上がりそうですので
融けて行くのも早いかと思われます。

融け始めた雪
 融けはじめた雪

華塗のお椀各種です。
左 
黒華塗(内半面)
    直径15p×高さ7p
中 本朱華塗(内全面)
    直径13.5p×高さ6p
右 本朱華塗(内半面)
    直径17.5p×高さ8p

華塗の椀の各種


3種とも外側は木目を活かした
当工房オリジナルの「古代スリ塗」。

それぞれの形に黒と本朱の華塗があります
浮き出し華モヨウは現在は入れてありません。





雪の季節の
はじまり、はじまり。

雪の影響で
地デジ用アンテナの
受信状態が
悪くなったのか
テレビの映りがおかしい。
設置してくれた電気屋によると
今朝のような湿った雪が
アンテナに積もると
そうなるらしい
・・・。
2010年12月1日(水)
オンリー・ワン

12月です。
朝は零度近くの気温ですが、
陽が射してきますとやはり暖かさを感じ、
風もなく静かな良き日和の12月の始まりです。


華塗の品を掲載します。

ぐいのみ
左2個  切立型の本朱華塗と溜華塗
右2個  馬上盃の同上

華塗のぐいのみ各種

片口
左   3.8寸くちばし型の本朱華塗
中央  3.8寸くちばし型の溜華塗
右   4寸広口型の溜華塗

華塗の片口の各種

浮き出し華ひょうたん 
 (片口3.8寸くちばし型の溜華塗の内面に)

他に 浮き出し華サクラも
浮き出し華ひょうたん

各種華塗の品のある部分に、
気まぐれで入れたり、入れなかったり。
各種
華塗モヨウはその一つ、浮き出し華絵もその一つ。
そしてその品は、イッツ・オンリー・ワン です










































浮き出しの
華ひょうたんや華サクラは
同じ華塗で
品のどこかに小さく入れるので
「さて どこにある」
と 探さないと
わからない時がある。
それもまた楽しみの一つ。

写真の浮き出し華ひょうたんは
中央あたりの光の右横に
光より少し大きい位で。
2010年11月28日(日)
家電

今日の午前中は、晴れのような、曇りのような、
雨のような。
午後からは、はっきり「雨モヨウ」になりました。

地デジ用のテレビを購入したと思ったら、
パソコンのプリンターがうまく動かなくなってしまい
25日に購入しました。 余分な出費。
家電量販店では今はエコポイントによる駆け込み
購入で、それには関係のないプリンターの購入は、
少々「場違い」な感じでもありました。
今までは「H社」で、今度は「C社」と「E社」の比較で、
「インクの黒」と総合的には「C社」が良いと思っていたのですが、設置場所の上とか後ろとかの都合があり、
「E社」にしました。


今年もあと一ヶ月あまりとなりました。
あわただしくなりますが、
体調管理などお気をつけてお過ごし下さい。










何かを購入する時は
あれやこれや迷うが
結果的には
購入した物が
一番良いものであると。

2010年11月20日(土)
地デジ

地デジアンテナ

16日に地元の電気屋さんから
地デジ用のアンテナを建ててもらい、
ようやくデジタル放送が見られるようになりました。
山間地の中の山間地ですので、
写真のようにアンテナを長く高くしても、
普通の受信状態を100として、
我が家では61が最大です。
ですので宅内での配線は何ヶ所でもテレビが
見られるわけではないようです。


昨日の朝は氷が張るほどの冷え込みでしたが、
今朝は寒さも昨日ほどではなく、
日中は暖かい陽が射し、風もなく
午後には雑音のない、静かなほんとに静かな
穏やかないい日和です。



アンテナを建てて
その家によっては
受信状況に変動があり、
その後も電気屋さんは
苦労しているような話も
もれ聞こえる。

毎月の支払いの負担がなければ
「ケーブルテレビ会社」との契約が
なんといっても
ベストなのだが・・・。








こんな日は
頭の中が
スーッとして
さわやかになる
気持ちも
ホッとして
穏やかになる。



・・・ ツカのマ ・・・。


2010年11月12日(金)
おてしょ

里には落葉が舞い踊っています。
山のカラマツの黄色がきれいです。

5.5寸(16.5p)羽反皿(はぞりざら)総洗朱塗
古くからある手塩皿(てしおざら)の大きめの皿
左 ー 手塩皿の形
右 ー それの内を少し深めにした形
5.5羽反皿

多用途に使える便利な皿
これも シンプル イズ ベスト (10月21日)







手塩皿とは
食事の時に塩を入れた
小さめ浅めの皿で、
その塩を手で摘まんで
料理にかけたことから、
そのように呼ばれるようになったと。
このあたりでは
「おてしょ」 と呼ばれて
よく使われる器。

羽反(はぞり)は
器の上部外側が
鳥が羽を広げている様子と。
2010年11月3日(水)
秋の日和

11月になりました。
今朝はひんやりと寒さを感じましたが、
陽があたり始めますと、秋の澄み切った青空と、
少し強めのちょっと冷たさのあるさわやかな風と、
見頃モヨウの紅葉で、
秋の心地よい良い日和になりました。


座卓の修理・塗り変えを施した写真です。
手前
105×75p 座卓猫足 堆朱塗
後ろに立て掛けて
120×90p 座卓猫足 堆朱塗

修理・塗り変えの堆朱塗の座卓

現在、漆器の里内の北側方面が舗装工事により
通行にご不便をお掛けしています。
当店舗・工房前付近は工事区間ではありません
ので、国道19号線「平沢南」信号より進入され
ますと、スムーズに通行できます。

昭和50年代前半位までは、
写真のような座卓類は
木曽漆器の主力商品で、
どこの家でも何かしらの工程で、
その生産に携わっていました。
当店舗でも90%以上の品が
「座卓」という時でもありました。
時代の流れ、
生活様式が変わって行くともに
下降線をたどり、
現在では
「新しく座卓の木地をつくること」が
難しくなってしまいました。

今の大きな流れの一つは、
文化財や地域のお祭りの屋台などの
修復などがあり、
そのほか様々な形・塗りなど
試行錯誤しながら、
より良い漆器を作ろうと努力しています。
ご希望品の製作のご依頼
修理・塗り変えなど
漆器・漆塗につきまして
何なりと気軽にご相談下さい。
今後ともよろしくお願い致します
2010年10月30日(土)
来客と枡と

当地も4〜5日前から
急に冷え込むようになってしまいました。

午後1時頃現在の
台風14号の影響としては、
午前中位までは普通程度の雨降りで、
現在は曇り空で多少雨交じり模様です。
台風は関東あたりを通過中の模様。
これから風や雨が強くなるのでしょうか?
あまり影響がありませんように。


華塗の枡(木曽ひのき材)を掲載します。

奥の1個は3合枡
本朱華塗

手前の2個は1合枡
本朱華塗と溜華塗

華塗の枡の各種


例年は今頃が気候も安定して
上塗りには適した時期なのですが、
こう急に寒くなったり不安定ですと
漆の乾きにも苦労します。


そして もう一つ
最近のそのたび毎の心配は
冬の寒さが厳しくなりませんように。
大雪になりませんように。


午前中の雨の中の来客。

ガラガラと勢いよく戸が開いて
カッパを着て、ビニール傘を持って
リュックを背負って
割腹のいい大柄な男の人
よく見ると外人さん。
年齢は40〜50代か?

「いらっしゃいませ」
『アメ サムイ』
『ワタシ ガイコクジン、スコットランド』
 声も大きい。
そんな大きな声でなくても・・・。

店内を見ながら
『コレ イクラ デスカ?』
「○○円です」
片言の日本語と
片言までいかない英語。
会話や説明のしようがない。
外人さんが来ると
いつも英語だけでも話せたら
と 思う。

四角いような絵を書いて
『サケ』とかなんとか言ったような
お互いに 
『ワカラナイ』と感じたと思う。
それでも なぜか ふと思い
白木のひのきの枡を見せたら
『オー』 と 2個購入。

それで思いついて
← 華塗の枡を掲載。

『ナカセンドウ(中仙道) 
ニエカワ(贄川宿)』
「ねくすと? うぉーきんぐ ?

『アルク アメ キヲツケテ 
ダイタイ 1ジハン(1時半・所用時間)』
「でぃす うぇい まっすぐ 気をつけて」
『アリガトウ』
「ありがとうございました。」

色々な意味でも
ユニークな人だった。
「台風の雨の中、大丈夫ですか、
贄川は結構静かな街で、
歩くには相当距離がありますよ、
それからはどうしますか?
国道の車にも気をつけて。」
などと英語で言えたらと。
田舎に一人旅で来てくれる
外人さんは
それなりにわかっていることだろうと
勝手に思うのだが。

スコットランドの田舎町へ
片言の英語で
行くことはできるだろうか。

時代はとっくの昔に
GLOBAL。

もう11月が。

2010年10月21日(木)
丼類を

厳しかった暑さも忘れられ、
ふと寒さも感じる涼しい秋の風が
吹きぬけています。
山の木々は色目をはっきりとは
意思表示をしていない様子ですが、
少しづつ色づき始めてもいるようです。
今日は小雨モヨウ。

メン椀 総黒
直径17.5p 高さ8cm 
インスタントラーメンにちょうどいい大きさ
結構そのほか色々に使用してます。
メン椀の総黒

うな丼 溜内本朱
直径18p 高さ7.5p
平べったい器で品名はうな丼としましたが
煮物類にも。
うな丼の溜内本朱

うな丼 総洗朱
上記と同じ形
魚の煮付けなどにも。

うな丼の洗朱













































よく言われる
シンプル イズ ベスト。

日常で
使用頻度の多い食器類は
普通の形で
塗も無地系が
飽きることなく
長く使えると
思っているのですが。
2010年10月8日(金)
無題

例年の10月とは思えない暖かくさわやかな良い日和です。
このような天候が過ごすにも、漆塗にも最適ではなかろうかと思います。
今の願いは、明日の黒の上塗りが順調に行きますように・・・ と、
この冬の寒さが厳しくなりませんように・・・。

現時点では当地の連休は雨予報もでていますが、雨もまた良日です、
お出掛けをお待ちしております。

2010年10月1日(金)
カレー皿

今日は少々暑さがありましたが、青い空とさわやかな風の吹く、
気持ちの良い一日でした。


麻布を使い形を造り、漆を塗り上げる「乾漆ーかんしつ」と言う技法が、仏像なども
作ったりして古くからあります。
木で形を作ったものに漆を塗って仕上げることより、数倍の時間が必要になる場合が多くあります。
そのような技法として、当工房のオリジナルとして「楽乾布ーらっかんふ」と名付け、
少しずつですが何かしらのものを作っています。
その一つで現在は「だ円のカレー皿」を作っています。
一応それなりの形になったものです。

黒の下塗りの状態。
長さ8.5寸 巾5寸 高1.8寸 位の寸法
カレー皿

他形の一つに
楽乾布の椀 溜華塗
直径4寸 高さ1.8寸 位の寸法

椀−1 
表から

椀ー2 裏から

2010年9月25日(土)

ここ2〜3日は雨も降り急に涼しさが増し、それまでが暑かったですので「寒さ」を感じました。今日はさわやかな青空に気持ちの良い風も吹き、良い日和となっています。
このくらいが過ごすには、また漆器製作にも良い天候ではないかと思います。
そして多分これからはこのような季節になって行くと思われます。
紅葉の気配はまだありませんが、そこここでは「実りの秋」もあります、
どうぞごゆっくりお出掛け下さい。

2010年9月19日(日)
一休
朝夕は秋を感じるひんやりとした風が吹き抜けます。今日も日中はまだ暑さがあります。

店舗前に腰掛を

店舗前に「漆オケの腰掛け」を置いてみました。
中国から漆の入ってくるオケの裏に布を貼り、
黒や朱の漆を塗ったものです。
漆器が好きな人、漆器の里にこられた人、
旅の人、通りすがりの人、などなど。
一休みなどに気軽に腰掛けてほしいと
思っております。
屋根の無い、日当たりの良い、風通しの良い
無料休憩所?です。

雨降りには片付けます。


この漆塗りのオケは
屋外に置くので
直射日光とか
いわゆる「漆のため」には、
最悪の状況の所。
焼けたり
劣化も早いはずだ。
それはそれで、
そのときは、
そのときで。


今日は
塩尻市長の
選挙の投票日
現職2期8年の小口氏(59)と
市長選挑戦2回目
前市議の青柳氏(57)

それと
地域の敬老会。

2010年9月12日(日)
木曽堆朱塗を

台風が過ぎ、また暑さが戻っていましたが、今日は曇り模様でもあるせいでしょうか、少々過ごしやすさを感じています。
これからの気候の変化はどのようになって行きますでしょうか。

うるし塗のページ「木曽堆朱塗」の項目を掲載しました。
堆朱の型置ーその1

2010年9月1日(水)
大弁慶草

9月になりました。
今朝は毎月1日恒例の諏訪神社の掃除で、
鎮守の森にはさわやかな風が吹き抜けていました。
夕方頃からも涼しい風が吹いています。
でも、まだ日中は少々厳しい残暑です。
近いうちには、この暑さを懐かしむように
なりますでしょうか。

満開ではありませんが、
店舗前の小庭の「大弁慶草」です。

大弁慶草ー1

大弁慶草ー2

本日より長野県知事が
1期4年の任期満了退任による
村井 仁氏(73)から
選挙当選の
阿部 守一氏(49)に。


大弁慶草
おおべんけいそう
きれいなピンクの
小さい花が咲く。

自分で植えたわけでは
なかったので、
今までは葉が出てくると、
雑草と思い、
切ってしまっていた。
去年くらいから
こういう花が咲くと
ようやくわかった。

原産地は中国・朝鮮半島
開花時期 8〜10月

切り取って数日置いても
枯れず強いことから、
「弁慶」にたとえて
ついた名前とある。

根が残っていてよかった
と思う。
生命力の強い花でよかった
と思う。

花言葉は
おだやかな。
平穏無事。
など

2010年8月18日(水)
暑さ


チョット前には
涼しくなり
どこかで暑さを
なつかしんでいたが

またまた
木曽路も
暑くなっている。
例年だと
お盆過ぎは
涼しい風が
吹き始めるわけだが。
お盆過ぎに
上塗りをしようと
思っていたのだが
迷い悩んでいる
ところである。

この暑さを
少しでいいから
冬のために
蓄積しておく事は
できないかと
つくづく
思う。
2010年8月15日(日)
近況

店舗前の朝顔

11・12日の漆郷諏訪神社の夏祭りは、
少々の雨模様の中でしたが、無事盛大に納まりました。
13日から16日のお盆は一応塗仕事は休みで、
店舗は営業してます。
暑さに慣れたわけではないと思いますが、
お祭り前の雨模様から、少しづつ涼しい風が吹くように
なってきました

例年通りですとお盆が終わる頃には、朝夕などはより涼しさが増し、過ごしやすい季節になって行きます。

朝顔の花言葉
はかない恋
愛情
固い約束
など。
2010年8月5日(木)
地デジに

重い腰を上げ「地デジ」受信の方法を検討はじめています。現在は山間地の受信状態があり、
地域全体で共同アンテナを建てて受信していました。毎月の支払う受信料などは多少割引があったようです。
一番良い地デジ受信は、それを利用できればよかったのですが、長年によりケーブル等の老朽化で、工事費用が相当かさむということもあり、
それは廃止し撤去することになりました。

受信の選択肢は「自宅にアンテナを建てる」か
「ケーブルテレビに加入する」か「テレビはBSかCSだけにする」か「テレビは見ない」か、というところになっています。
「テレビは見ない」というのは、多分無理でしょう。
地元の放送は最低見たいところです。
「ケーブルテレビ加入」は最良の方法なのですが、初期費用に何万円かが必要で、毎月の支払いも
今までと同じ程度の放送局の受信にほぼ2倍強の金額が必要になってしまいそうなので、これも選択肢からはずします。
残るは「自宅にアンテナを建てる」わけですが、
写真のように西チキリヤの上空には、電線がごちゃごちゃとしております。
特に斜めに裏のほうに(山側)に伸びている
高圧の送電線の影響により、「地デジ電波の受信が難しい」ということがあるようです。
表の電線

今日電力会社に見てもらいましたが、「送電線を少し移動することは出来る」ということでしたが、移動したから受信できるという保障は無い、ということもあるようです。
地元の電気屋に受信状態を測ってもらったところでは、裏の方では受信できるようなのですが、
長い配線の露出になる場合もあり、
また宅内の分配(テレビを見られる場所)に限りが
出る事もあるということです。
何か八方塞がりのようで。
送電線を移動させるような電力会社を泣かすようなことは言うな、と電気屋が言っていましたが、
泣きたいのは多分こっちではないかと思うのですが。
「地デジコールセンター」も・・・。

アンテナを自分がここに建てたいと思うところに
建てられず、また漆工の町として「重要伝統的建築物群」に指定されているため、「景観」と言う事もあるようです。(建ててある家はありますが)
さて、どうしましょうか。

  木曽も
暑い。

この季節以外では
乾くのに相当の日数を
必要とする漆も
結構早く乾く。
こういう気候のときは
そういう漆が重宝する。
品質が劣るわけではない
ので。

明日は
溜塗の透き漆の上塗り
の予定。






































確か 昨日か
有名ラーメン店が
行列による騒音や
通行の妨げ等々で
近所に迷惑がかかる
ということで
その場所は閉店をする
というニュースが
あった。
ニュースで知り得る限りの
情報である。

それは特殊なことなのか
当然のことなのか
一言では・・・。

上記は左記の内容とは
関係ありません
2010年7月31日(土)
早い時の流れ

今日は7月31日の土曜日。何か昨日先週の土曜日のような思いで、もう土曜日かという感じです。
ここ最近不思議に時間の流れが非常に早く感じています。暑さのせいでもないとは思うのですが。
明日からはもう8月です。暑い暑いといっていても、木曽の夏はこれからは朝夕はより涼しさが増して行くと思います。

11・12日は諏訪神社の夏祭り。
13日〜16日は旧のお盆です。




生命会社の
有名な募集川柳に
以前こういうのがあった
『さあ土曜
明日は日曜
もう月曜』

2010年7月29日(木)
下地ーその4

サビつけー2回目
1回目のサビつけ面を軽く研き

1回目と同様に
「サビ」を全面に2回目の「ヘラつけ」です。
これで「本堅地ーほんかたじ」と呼ばれる
堅牢な下地技法の一つの方法の仕上がりです


しばらく「より固める」ために
放置して(寝かせて)おきます。

サビつけー2回目ー1

サビつけー2回目ー2

下地作業は製品になりますと
「見えない部分」ですので
口頭で説明をするには難しいところがあります。
また他の下地作業と比較するのも
難しいところです。

このような品の木地製作から下地そして製品として仕上がりまでは、いわゆる『作家』と呼ばれる方が
作る場合は一品物になりますので、それなりの
金額にはなろうかと思われますが、私たち職人がつくる場合は、職人価格になりますでしょうか。

































今日は朝から
雨。
涼しさがあり
ちょっと
ホッとした感じ。
2010年7月27日(火)
下地ーその3

サビつけー1回目
当地のみ特出土の「サビ土」と
漆を練り合わせた「サビ」

木曽漆器伝統の特有の下地作業
サビ練

乾いた地の粉の面(7月22日)を荒研きをし、
地の粉と同じようにカドをつくりながら
全面に「ヘラつけ」をします。

サビつけー1回目
サビつけー1回目

猛暑が続きます
体調管理には
くれぐれもご注意を。
2010年7月22日(木)
下地ーその2

地の粉つけ
布目(7月18日)を荒研きして布を整え、
「ダボ」に地の粉(じのこ)を練り合わせたものを
布着せ面や細部などに「ヘラつけ」をします。

地の粉は粉の細かさに3種類あり
これは中の2辺地の練り合わせ
地の粉練

「角物」は「カドをしっかり作る」ことが重要です
「ヘラつけ」は一度に全面をつけることができませんので、カドをつくりながらある面をつけて乾いたら
次の面へと日数が必要となります。

地の粉つけ
























暑い。

漆の乾きは
この下地作業は
失敗ということはほぼ無く
早めに乾くので
進み具合もいいのだけれど
刷毛塗の漆の乾きの調整には
苦労します。
2010年7月21日(水)
お見舞い

酷暑お見舞い申し上げます。
木曽路も連日30度以上になっています。
体調管理などしっかりされ、お気をつけてお過ごし下さい。

2010年7月18日(日)

シトシトと降り続いた雨もやみ、
確か16日の金曜日の「梅雨明け」を境に暑くなり、
突然に「夏」になりました。
皆様体調など崩されないようにお過ごし下さい。

漆器造りの堅牢(けんろう)な漆下地作業の
要所部分などを少しづつ掲載して行きます。
6月20日掲載の箱

たいこ型のひのきの箱ー1
木地に漆を染み込ませる「木固め」や
木地接合部などに
漆と小麦粉を練り合わせた「麦サビ」や
漆と米粉を練り合わせた「ダボ」に
木粉を練り合わせた「コクソ」をつけ接合を丈夫にし,
より強度を増したい面などに
「ダボ」で布を張りますー布着せ

布着せー1
布着せー拡大
布着せー2

これから掲載して行く漆下地作業は
全部の漆器製品に
施すわけではありません。
最も丈夫と思われる部類の作業です。
塗上りなどや諸条件のなかで
省く(省いても良い)工程などがあります。










































ほんとに急に暑くなった。
「暑い」と言っても
エアコンは無いから
つけないのだが。
扇風機はあるけれど。

木曽の夏は
住んでいるものには
それなりに暑く
塗仕事には苦労もするのだが
夜は涼しくもなるので
 ありがたい 
と 思う。

2010年7月4日(日)
梅雨時は

今年の梅雨は木曽路なりのそれらしい感があります。
例年同じことを書きますが、
梅雨時には「仕上げの上塗の漆の乾き」に苦労します。何年たってもうまく乾きの調整が出来ず、
必ずといっていい位「失敗」してしまいます。
反面では漆塗膜が厚くなって良い部分もあるのですが。塗ったその仕事が無駄になってしまたり
余計な仕事が増えたり
仕上がりが伸びてしまったり・・・。

木肌を活かす「スリ漆塗」は
技法的に「塗の失敗」はそうありませんので
梅雨時には漆の乾きが早くなり
多少色目が濃く塗り上がりますが
仕上がりが早く出来ることもあります。













左記は情けない限りの
非常に恥ずかしい話
です。

いつになったら・・・。
2010年6月20日(日)
不思議な箱
三つ重ねの箱ー1

三つ重ねの箱ー2

たいこ型のひのきの箱ー1

たいこ型のひのきの箱ー2



本年年頭のご挨拶にも書きましたが
このような仕事は
これからはできるでしょうか
不安です。

久しぶりに仕事のことを。

金属製で作られている三つ重ねの箱です。
高さ16×横10×巾8pほど。
太鼓のようにふくらみがあり
それぞれの重なり部分は玉渕で
印篭蓋式になっており
模様もあるようで相当に手の込んだ骨董品です。これを入れる竹で編んだこの形の籠も見せていただきました。こういう仕事をされた人がいたということです。敬服です。

これを「木」で出来ないかと
ご相談いただきました。

「作れる」事を前提としても
数々の難関があり、相談の結果
横向きにして印篭蓋の箱を
作ることになりました。
ちょっとした弁当箱として
利用されるようです。

木地はひのき

気楽に頼める木地屋さんと
作り方を相談しつつ
私もほんの少し手伝いましたが
木地屋さん苦労して作ってくれました。
縦にした外形は ピッタリ です。
苦労された痕も少々見受けられますが、大したことではなく
丈夫な漆下地作業をよりしっかりして、塗り上がりは外側が溜塗で内は黒塗に塗り上げます。


ご依頼は 昨年。
仕上がりは 出来た時
2010年6月11日(金)
なんとな
パソコンのモニタが新しくなり
きれいに見えるようになった
のもあるが
ホームページのバックの
「ひのきの種」の写真を
少し薄くして
横向きにかえてみた。

さて どうズラ。
2010年6月7日(月)
漆器祭の御礼

4・5・6日に開催されました恒例の「木曽漆器祭・奈良井宿場祭」も3日間とも天候にも恵まれ、無事終了致しました。
駐車場、飲食などご不便をお掛け致すところもある中、今年も大勢の皆様にお出掛けいただき御礼申し上げます。ありがとうございました。
43回と回を重ねる毎に少しずつでも改善されていることもあり、新しい動きなども始まってもいます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
ご注文いただいた品などしっかり作りたいと思います。お待ち下さいますようお願い致します。

祭の賑わいも過ぎ、また静かな漆器の里となりました。
これから梅雨に入りますが、北木曽路はそんなにジメジメとした気候にはならず、
さわやかさもあろうかと思います。ごゆっくりとお出掛け下さい。お待ちしております。

2010年5月26日(水)
新モニタ

昨日PC用の新しいモニタが届き、セットをして使い
はじめています。7年前の15インチから、今の17インチの一番安い品にしただけですが、まあ きれいです。
画面が大きくなりましたので、特にインターネットの
ページの表示倍率の設定を変えなければならない
ところではありましたが、「そのまま」にしておきます。

15インチの画面で確認しながら造っていた
当方ホームページは、もっと大きいインチとか、
ワイドの画面ではどのように表示されて
いるのでしょうか。
17インチの画面で見て不安になりました。

ご覧いただいている皆様の表示倍率を拡大など
設定変更してご覧いただきますよう
お願い致したく思います。
勝手ながらよろしくお願い致します。











左記よろしくお願い致します。
どの画面でも
うまく表示されるようにするには
多分ホームページを
新しく作り変えなければならない
と 思われるので。
お願い致します。


「時代の進歩は早すぎる」 と。
2010年5月20日(木)
漆器祭のポスター

漆器祭のポスター

木曽漆器祭も近づいてきました。
そのポスターを掲載します。
昨年までは単品の漆器製品などを写して掲載してあり
なんといいますか普通のポスターでしたが、
今年は一味も二味も、もっともっとちがう
ご覧のようなデザインです。
ですので掲載してみました。

お年寄りの手から孫の手へ
「伝えよう時を越えて・・・」 がテーマです。

見れば見るほどに、考えれば考えるほどに、
奥の深い深すぎるデザインです。
このデザインに見合う仕事といいますか、
現状況といいますか、将来に向けてといいますか、
これは 「漆器祭だけ」 のことではないようにも
うまく言えませんが、考えさせられてもいます。
また、これを目標にもしてがんばりたいと思いもします。
漆器祭のお出掛けの際には漆器のほかに
このポスターもじっくりご覧なってみては
いかがでしょうか。

お気をつけてお出掛けをお待ちしております。





























といって
このポスター製作に
関わっていたわけでは
ありませぬ。


じっくり見られて
問い詰められると
うまく返事はできない
と 断っておきます。

まあそう難しくは
考えないでほしい
とも思います。
2010年5月19日(水)
こわれた
パソコンがこわれた。

というか
今朝、急にデスクトップの
モニター画面に何も表示されず
電源ランプが一定間隔で点滅するのみ
になってしまった。
はて、ウイルス進入か?
さて  こまった〜 。
  ど う し よ う。

とりあえずメーカーに電話してみた。
平成15年に購入のため
5年間の無料サポートはなくなってはいるが
一応一つの対処法は教えてくれた。
静電気の可能性もあるらしく
その除去方法をやってみたが、
変化なし。

パソコンとの接続を切ってもその状態なので、
多分モニター本体の異常と思う事にして。

なんやかや教えてもらったりしている
地元のプロバイダに聞いてみても、
はっきりとはわからず、
でも、無料で貸してくれる
モニターはあるとのこと、
パソコンがないと困るので、
借りてきて接続してみた
良かった 無事 使える。
昔のやたらでかい重いモニターで
チョット見にくくもあり
置く場所にも困ったが、
無いよりは断然良い。
助かる。

さて この先 モニターはどうしよう。
モニターだけ買おうか。
色々機能的なことあるし。
7年目か、パソコン本体が
今度はおかしくなるかもしれなし。
大きい出費になってしまうのかな〜。

「このパソコンはあと何日したら
○○がこわれて使用不能になります。
今の内に購入の計画をたてておいて下さい。」
というメッセージが流れる
パソコン(機械・家電製品など)は
できないものか。

その点 「漆器」は
通常使用であれば徐々に劣化などしても
ある日突然「だめ」になることはないと思うが。
でも突然無くなったら困るものでもないのか?。

結局今日は長々と
何を書きたかったズラ。

2010年5月16日(日)
静かに

漆器の里の時は相変わらず静かに流れています。
大型連休・御柱祭も終わり、
6月の漆器祭の準備なども
それぞれ始めている様子ですが、
今はほぼその中間位の時期でもあるのでしょうか、
なぜか特に「静けさ」を感じます。

今年の漆器祭も皆様に
満足していただけますよう
お迎え致したく思っております。
時間に余裕を持たれお気をつけてお出掛け下さい。
お待ちしております。



ここ最近は「祭」のことばかり
のような。
4・5・6日は漆器「祭」。
13日は稲荷神社の「お祭」
と連絡が来た。

「お祭り好き」とか
神仏に「信心深い」という
わけではないとは思う。

2010年5月4日(火)
無事に

2・3日に行われた「漆郷諏訪神社の御柱祭」も無事に盛大に納まりました。
お出掛けの折にでも「諏訪神社」の境内ものぞいてみて下さい。
四本の柱が立っています。

今日はその片付けなど行い、
20日頃には無事に納まったお礼なども含めて、各家に「お札」を配り、22年寅の年の「御柱祭」も納めになるようです。
次は6年後の申の年になります。

これからの北木曽路はさわやかな新緑の季節になり、6月4・5・6日には恒例の「漆器祭」があります。
どうぞごゆっくりとお出掛け下さい。

漆郷諏訪神社は漆器の里の
中心通りを北側に抜けた
こんもりとした小さい森の中に
階段(坂)を登るとあります。

3日の朝
氏子総代衆の準備の風景

御柱ー1

出番を待つ 四の柱
四の御柱
2010年4月30日(金)
御柱予告編

5月2・3日と「漆郷諏訪神社」の
「式年御柱大祭」が行われます。
昨年5月9日の立木のモミの木の
「斧入れ式」からようやく本番です。

2日間で1日に2本ずつの4本の「御柱」を
うるしの里公園から諏訪神社の境内まで
皆で「里曳きーさとびき」を行い、
「御柱」を境内に建てる
「建御柱(たておんばしら)」を行い、
すべてが「納め」となります。

3日の朝に「うるしの里公園」で行われる
「木落としの坂」と「川流し」が行われる風景を
撮影しました。

右に 「祝御柱 木落とし」 の看板
中ほどの上に「しめ縄」があり、その上に縦に小さく
白っぽく見える「御柱」。
斜度60度くらいありますので
「御柱」だけ落とします。

御柱木落とし坂ー1

中ほどに看板
上から落とした「御柱」を次は川を100メートルくらい流します。上の方が上流。
御柱木落とし坂ー2

西チキリヤの裏から見た
「うるしの里公園の満開のソメイヨシノと木落とし坂」
左中ほどに木落としの看板
御柱木落とし坂ー3

2日間とも天気もよさそうです、
大勢の氏子により盛大に無事に納まりますように。























































当日は裏方の仕事で
写真撮影は難しいと
思われるので
予告として。
では。
2010年4月26日(月)
金毘羅さま

金毘羅さま
昨日は「金毘羅さま」のお祭りでした。
祭り場所近辺16軒が氏子です。
12畳くらいの広さでしょうか。
鳥居と小さい社と石碑と大木のサイカチの木。

掃除、周りに幕を張り回しなどして、
宮司に祝詞をあげてもらい、
その後皆で左側の同じような広さの場所に、
ゴザをひき、机を並べて酒など酌み交わして

昼時の4時間ほどを過ごしました。
大木になった「トゲ」が大きくするどい
「サイカチの木」の下の方の小枝も
少し切り落としました。

後ろの家との間には奈良井川が流れています。

次は木曽平沢地域全体の「御柱祭」です。


木曽平沢界隈のソメイヨシノは、
7分咲き位でしょうか。
異常気象モヨウでまだまだ寒さを感じています。















 なぜか その金毘羅さまの
氏子の地域を2丁目という。
1丁目も3丁目も無いのにである。
不思議である
もしかしたら丁目の漢字も
違うのかも。


ホームページのトップにも
リンクしている
地図・いつもガイド 
ゼンリンの詳しい地図サイト

へクリックして行くと
西チキリヤ漆器店の上のほうに
「金毘羅大権現」。
たくさん家があるように見えても、
いわゆる「うなぎの寝床」状態。
西チキリヤ漆器店も
川沿いの道路まで80m位あり、
細長いのであります
2010年4月21日(水)
御柱と休日と梅と桜

5月2日と3日は当地の「漆郷諏訪神社」の
7年の一度(寅と申の年)の御柱祭です。
本家本元の諏訪神社の活気までとはまいりませんが、
当地なりの「木落とし」もあり
街中を4本の御柱を皆で曳き、
2日には皆で踊りながら
街中を歩きます。
漆器の里地域内は両日車両全面通行止めになり、
地域内の駐車場も御柱で利用もしています。
氏子総代としても裏方の仕事で
あっちこっちと動き回る予定です。
ですので、
2日と3日は店舗・工房とも完全休日と致しますので
よろしくお願い致します。

本日は暖かい日でした。
庭の梅は満開モヨウ。
庭の梅

うるしの里広場の桜は5〜6分咲きほどに。
うるしの里広場の桜

国道19号線沿い「是より北木曽路」の石碑の
シダレ桜はほぼ満開。

石碑のシダレ桜





































漆器の里・木曽平沢は
標高900mほど
車で20分ほどの
下界の桜が
今ほぼ満開。


毎年のことで
梅と桜はトゥゲザーで。

桜切る○○
梅切らぬ○○
庭の梅は
ごっそり切られてしまいます。

ようやく春になるのかも。
2010年4月11日(日)
華塗品を
新しい華塗の品をすこし掲載します。

つる首型の珍味入れ 
本朱華塗(ほんしゅはなぬり)
最大直径5p  高さ11.5p
つる首型の珍味入れ


三合器(さんあいき) 
木地華塗(きじはなぬり)
ケヤキ木地を活かして透漆を塗り、部分を華塗に。
クズきりなどに

直径9.5p 高さ11p
三合器ー1

三つ重ね
三合器ー2


尺 とろろ鉢  
黒華塗(くろはなぬり)
ちょっと深めの鉢
「とろろ」を入れてなど。
直径31p 高さ12p

とろろ鉢
















































本来なら左の品は
華塗のページ
掲載しなければならない
ところではあるけれど。

ホームページの気象予報にある
「雪マーク」はもういらない
と 思うけれど。

サクラの開花は
もう少し
の様子。

4月は地域の行事など
色々があって
土・日曜日の何もない日は
いつだ?。
2010年4月1日(木)
新年度

4月1日、新年度が始まりました。

こども手当てとか、授業料とか、高速料金とか、
エコポイントとか、色々新しく始まったり、
変ったりするようです。
連休の時間差はどうなりますでしょうか。

国民年金の保険料も値上がりです、
まちがいなく受給できるよう祈るだけです。

木曽平沢地域としては
5月2・3日に漆郷諏訪神社の「御柱祭」、
6月4(金・)5(土)・6(日)に
恒例の「木曽漆器祭」の予定です。

それと、本年度は隣組の組長が回ってきました。

当地は、まだまだ「春は名のみ」です。








色々変化がありすぎて
理解するにも一苦労。
なにがどうなるんだか。
もう一つ
今年は地デジ受信を
なんとかせねば。
テレビの種類も
たくさんありそうで
これもまた ・・・ だ。
まだ他にも何か ・・・。


今日は雨。
2010年3月26日(金)
答え
ちなみに 
昨日のクイズの答え
書き込み時から少し降った程度で、
今朝の状況は、
ほぼその時のままの積雪量が
カチン と凍っていたので
正解は 「3cm位」
参考まで。
2010年3月25日(木)
雪モヨウ

本日は朝は雨、そしてみぞれモヨウに、
昼となり3時過ぎとなり、
時間とともに雪の占める割合が増し、
午後3時頃では積雪も3cm位に
なっているモヨウです。
細かい雪にもなりつつあり、
でも小ぶりにもなりつつもあるモヨウですが、
これから夕方から夜へと気温の低下とともに
また積もってゆくのでしょうか。
春はまだまだ まだのモヨウです。




クイズ
さて 26日(金)の朝の積雪は
何pあるでしょうか?
正解者には1ポイント
ポイントを貯めて
漆器を・・・・・。
ふと 思ったこと。

2010年3月14日(日)
雪融け水の音

先日の降り積もった雪も今日の暖かさで
融けるスピードの速さを増しています。
屋根から雨どいの中を流れ落ちる雪融け水の音は、
集まってくるその量もあり、
水が金属を叩き雨どいの空間で反響もし
青空と暖かい陽射しで春も感じられる
聞いていて飽きのこない 
なんとなく 「いい音」 なのであります。



裏庭(というか空き地)の 雪とふきのとう
そこは「ふき」だらけになります。













詩人のようであれば
雪融けの水の音の表現は
もっとうまく表現できるであろうが・・・。


あったかいということは
何にしてもいいことだ。
だが、まだ3月
冷え込むことは
まちがいなくあるはずだ。
だまされないように。
2010年3月12日(金)
ここ最近

7日に降りだした雪は、そう積もる事もないかと
勝手に思っていましたが、その後も降り続き、
10日の朝には30p強の積雪になりました。
しばらくぶりの大雪で、雪片付けも少々疲れました。
また国道もスリップ等で渋滞にもなり、
通行に困難な状況もあったようです。
でも11・12日と暖かくなり、融け始めています。
でもまだ3月ですので雪が降る可能性は
充分にあります。
全国的な今年の急激な気温・天候の変動は
めずらしいことと思われます。

道路などに積もった雪は
通行に邪魔にならないような
場所に固めて積み上げておく。
暖かくなったので、
積み上げた雪を今度は
融かすために道路に
少しずつ散らして行く。
よくよく考えると、
何かおかしな感じというか、
無駄な労力というか、
積もるなら融けるな
融けるなら積もるな

といつも思う
2010年3月7日(日)
とバラ
雪煙の山

今日は朝からこの時節では普通の天候にもどり
「雪降り」です。今まで春のような暖かさで
ほぼ融けた雪もまた少し薄化粧になりそうですが、
そう降り積もるところまではいかない模様ではあります。

暖かさもあり、さし木をしておいた「バラ」が
芽を出し始めていて喜んでいたのですが、
この寒さでどうなりますでしょうか。
漆の乾きとともに天候の急激な変更には、
またまた悩まされてしまいます。

店舗前の小庭

店舗前北東側の小庭
右は白いバラ
手前は福寿草(2月23日)
左手前はピンクのバラ
その奥(上)が白いバラのさし木
↓拡大
バラのさし木


































バラは花が終り越冬のため
11月頃に根元近くから
ゴソっと切ってしまうが、
翌年はチャンと芽がでてくる
強い木である。
そのわりに今まで
さし木はなぜかうまくいかず、
今回は楽しみにして
いたけれど・・・。
一応寒さよけに
ダンボールで囲ってはみたが、
まあ自然にまかせるしかないか。

いつもネットで調べる
花言葉は
色によっても違うし

同じ色でも色々ある
一応簡単に
白は純潔・尊敬など
ピンクは満足・上品など
2010年2月23日(火)
福寿草

福寿草ーその1

福寿草ーその2

昨日今日と春を思わせるように暖かい日よりです。
少し前から店舗前の北東側にある土の中から、
福寿草が芽を出し始めていました。
このままこの気温とはいかないと思いますが、
暖かいことはいいことです。




















福寿草が咲き始めたのは、
いつも今頃だったのか、
もう少し遅かったような
雪が少なかったせいなのか。
花言葉は
幸福を招く
  永遠の幸せ
思い出 
など。 
2010年2月14日(日)
陽射し
葉ボタン

まだまだ「気まぐれな天候」と「漆の乾き」に
悩まされそうです。

今朝は結構な冷え込みでしたが、
陽射し、陽あたりもすこしづつ早く、高く、
強くなっているようで、今日は青い空の下、
陽の当たる場所は暖かさを感じます。

昨年いただいた「葉ボタン」は
少しずつ「背伸び」をしているようです
ちまたでは
バレンタインと
いうらしい。

バレンタイン
遠い記憶は
どこへやら。

言ってみたい
虫歯の原因
チョコレート。


安売りの
チョコを買うのも
お手の物。


一年中
いつでも食べたい
チョコレート。


何事も
日頃の姿勢の
結果なり。


バンクーバー冬期オリンピック
ニッポン チャチャチャ

2010年2月10日(水)
・・・。
昨日、今日
暖かすぎるほど暖かすぎる。
雨も降り、湿度もある。
重箱の上塗り
非常に困る。

どうすりゃいいズラ。
2010年2月5日(金)
春は名のみの

節分、立春と毎年のように時は過ぎ行きます。
少々暖かくなったり、冷え込んだり、
この時節の気候も毎年のことながら、日々変っています。
今は「重箱の上塗り」をしています。
これも毎年のことながら
毎日乾き具合に悩まされています。







携帯電話の
機種変更キャンペーンの
通知がまた来た。
サービス内容が
さらにアップしていた。

2010年1月31日(日)
携帯電話

今日までのところはあまり寒さも厳しくなく、
雪も少なくありがたく過ごしています。

携帯電話はS社のプリペイド携帯を
V社名から使っています。
ほとんど必要はなかったので、
長い間持つことは無かったのですが、
あまりにも周りに携帯が多くなり、
恥ずかしながら多少見栄もあり
「まあ、あった方がいいか」ということで、
そんなに使うこともないと思い、
基本料金を払うのも・・・というのもあり、
プリペイド式にしてほんとに使ったのは
「数えるくらい」です。

プリペイド式は基本料金がなく、
サービスも限定されて、
その電話本体にその電話番号、
通話料は高いのですが、
簡単にいうと2ヶ月に一回
残高を0円にしないように、
丸々通話料3000円を前払い登録して行くと、
同じ電話番号で使用して行けるというもので、
ほぼ使いませんでしたので、
昨年の4月頃現在で数万円という残高がありました。

使えば良かったのですが、
どうもこのあたりはV社のころから、
通話状態があまりいいとはいえなかったので。

そんなことで過ぎていましたら、
一昨年くらいからでしたか、
その電話機種が一時代古いようで、
今年の3月末で使えなくなるという、
通知が着きはじめ、
残高が相当ありましたので、
どうしたものかと考えておりました。
何件かS社のショップで説明を聞いても、
「残高はどうしようもない」という結論とし、
まあそうだとしたら早いほうがいいかと思い、
泣く泣く泣いて新しくプリペイド契約しました。

今までの携帯は残高は0円になっても、
今年の3月末までは金額を登録すれば
使用できるということですので、
結局携帯電話を2台持つようになりました。
それが昨年の5月だったと思います。

確か昨年7月ごろでしたでしょうか、
プリペイド式を古い機種から新しい機種に変更する
キャンペーンとやらの通知が届き、

それによると、

残高も継続でき、

それも通常は2ヶ月のところ、一年有効で、

そのほかにも ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。

読んでいると
くやしくて ・・・ 情けなくて ・ ・ ・ 。

今年1月肩を落とし、
持っていた古い機種を新しい機種に
交換しました。

先のことは誰もわからないですので、
決して苦情とかそういうものではなく、
ある程度の時が過ぎた今でも
ただただ落ち込むばかりで・・・。
いつまでも引きずっているわけにいきませんで、
こうして書けば気持ちも少し落ち着くように思い、
本日まとまらない文章を長々と記しました。

はあ〜〜


明日から2月です。

手持ちの携帯電話一式
右が今年1月に交換した新しい携帯。
中が昨年5月に契約したのもの。
左は中の携帯のディスプレイ画面などの
保護用に造った
黒漆布目塗携帯カバー 本麻布貼り
(木製手造り)

















































































なんだかんだ
色々ごちゃごちゃ考えすぎて
2台も持つようになってしまった。
知恵がない。知識がない。
携帯カバーも造ってはみたが。


今は携帯電話でなく
ケイタイでもなく
ケータイというらしい。
そろそろケータイにでも・・・
とも 思ったりもする。

だが、色々ありすぎて
色々な意味でも
理解不能状態


2010年1月21日(木)
暖かい

本日は雨降りで、暖かいと思える日です。
過ごすには良いのですが、「漆の乾き」には迷わせられます。
この冬の乾燥した寒い気温に、
だいたい合わせてありますので、
塗るべきか、待つべきか、漆を作るべきか・・・などなど。
日本各地に漆器産地があり、また各地で
漆塗を生業としておられる方がいます。
おおざっぱに地域として、北の津軽塗、
本州の中ほどの木曽漆器、少し上の輪島塗、京都の京漆器、四国の香川漆器、九州久留米に藍胎(らんたい)漆器、沖縄の琉球漆器など他多数あります。
日本も広く気候も違います。暖かい・寒い・湿気がある、ない・・・など。
同じ漆でも「乾き」が違いますので、
今塗っている漆や道具類などを持って、
たとえば、暖かく湿度の高そうな、輪島・
香川・久留米・沖縄などで塗った場合は、
まずまちがいなく「失敗」すると思います。
他で見たり聞いたり教えてもらったりした
技術などは、そのままでなくその土地・自分なりに、改変しなければならいところでもあります。
その土地の気候風土に合った合わせた、
またそれぞれの性格・感性など人毎にも
塗・技術・道具などの違いがあるとも
思います。













今日のような天気には
どんな「ツッコミ」をいれるんだろう?
では、まず空に向って
体はこの角度
肘はこの角度
手をこのように降りながら・・・。
さて、なんて言うんだ?
「どないやねん」?
「なんでやねん」?
「どうしたズラ」?
「なにしたズラ」?
???
何年か前、小学生に
「アッとおどろく漆器」とか
「おもしろい漆器」を作ってください、
というのがあった。
作ってみたいが
まだ 見えない  ・ ・ ・ 。
2010年1月17日(日)
堆朱ついしゅ

「堆朱塗・ついしゅぬり」 の工程のページを作ろうと思っています。

写真上
茶筒に「型置・かたおき」を行う前
サビ土下地の茶筒と黒漆と
麻で作った「タンポ」という「ほうき」のような道具

写真下 
「型置」を行った状態。

工程的には結構ありますので、
掲載方法を考えながら、
いつかそのうちに・・・です。

堆朱の型置ーその1

堆朱の型置きーその2
今日も寒い日だ。
「寒い寒い」 と言っていれば
暖かくなってくれるといいのだが。
「おや、風呂の戸が開かない」と思ったら、
凍りついていた。 久しぶりだ。
  ぬれたタオルも カチンカチン。 
昼間でも融ける様子はないモヨウ。
ストーブでもつけてなんとかせねば。
雪が少ないのはありがたいと思おう。

2010年1月10日(日)

寒中お見舞い申し上げます。
漆器の里の冬は静かに流れています。
現在のところは降った雪も少なく、積雪は日陰や北側に「かたまり」などがありますが、、道路もほぼ順調に通行できますので、
ここにしてみれば少なくありがたいのですが、寒さは例年のように
厳しさがあります。
その土地なりの寒さもあると思います。カゼ・インフルエンザなど
お気をつけてお過ごし下さい。

葉ボタン
去年の12月に
静岡の方からいただいた 葉ボタン。
静岡はここからすると
「あったかい」より「暑い」くらい。
冬はそっちで、夏はこっちで ・・・。
ついでに、葉ボタンは冬の観葉植物。
寒さに強く、生命力も強い と。
花言葉は、祝福・記憶に残る思い と。
見てはいたが、 ほ〜 そういう植物か ・・・。

2010年1月1日(金)
年頭のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。
皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

昨年の厳しい経済状況は漆器産業、当方にも大きく影響があり、今年もまだまだ
先行きは明るいとは言えない様子で、不安は拭いきれないところです。
木曽漆器の産地という形態も、漆器産業そのものの下降線の中で、ここ数年の間に必然的に変わりつつあり、いわゆる下請けという形態で漆器を作る人が減り、
『産地としての後継者はいない』 といっても過言ではないのが現状です。
漆器産業従事者が減りつつある中でこのところの動き流れは、これもまた必然的に
それぞれ広い意味でも作家的志向になりつつある思います。(ならざるをえない とも)
産地というのは、木地を作る家・人、下造りをする家・人、その塗りはこの家・人というように、分業制で成り立ってきたのですが、それぞれに後継者がいなくなりはじめ、
産地で一つの漆器製品を作り上げるのではなく、個人で何かを作るという作家的志向になってきています。産地内で間に合ったものが、どこか別の場所で調達しなければならなくなってきてもいます。
「木曽漆器を作り売る」のではなく、「個人の品を作り売る」ということになるのでしょうか。大量生産ではなく、その一品生産になるのでしょうか。
漆器の場合多くの人の力を借りないと一つの品ができませんので、そういった部分でも厳しいところはあります。
そうなりますと『地盤をどこにするか』という地域・場所的なことも絡んでくるようにも思いますが、漆器の産地という形態を作り上げて来たということは、目に見えない大きな力が潜でいるのではとも思います。

幸い、何人かの職人を抱える家で育ち、『まず作る・作れる』ということがありますので、木地・形があれば 『うまいとか早い』 とかは別にして、それなりに下造りから
仕上げの塗りのある程度のことは出来ると思っています。
逆の見方をすれば 『木地・形がないと何もできない』 ということにもなりますが。

全体として作家的志向になりつつあったとしても、西チキリヤ・私は作家先生にはなれません、この仕事しかありませんので、、常日頃の想いは、職人仕事として時間はかかったとしてもしっかりとした良い品を造りたいと思い、漆器・漆塗りは出来るだけ多くの要望に答えたいと思っています。


年頭からまとまりない文面になってしまいました、

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。