木曽山脈うるし岳
うるしの塊





白い陶器のどんぶりに 生漆 を入れて
ラップを半分位はずした(めくった)状態

どんぶりに入れた生うるし

  「漆」を保管したり作業をするのに 

  釉薬付の陶器のどんぶり類を使います


  保管する時は空気(水分)に触れて固まらないように

  ラップ(油紙など)をかぶせます   

  でも少しの 「すきま」 ができます  

   「漆」 が水分を吸収して固まって ・・・ うるしが 乾く ということ 

  陶器についても接着しませんので はがれます 

  写真の黒い部分が 「すきま」 で漆が空気に触れ 

  「かわばりついた」 状態

うるし岳  朱や黒や (小さい物は糸クズを大きくしたような)

 「かわばりつき」 を少しずつ積み重ねた物です。  
 

 
標高 5p位

 バックの青は合成
銀朱うるしのチヂミ  
  ガラスにも同じように 直接塗ると 接着しません 
 

  乾きをおそくしてしまった

  銀朱漆を一回 ガラス板に塗って

  2年くらい放っておいたら

  こんな状態 『チヂミ』 に固まりました
 
  うるしを一回塗った厚さは ミリメートル以下の単位で

  1ミリの厚さをつくるには 多くの作業を要します

  そんな中で 格闘 しています



漆の木から樹液の うるし を採取する作業は大変です ― 漆掻き

(  15年に3回と 16年に7月〜10月の間に16回ほど経験 )

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昔から物を大事にしてきたように 米一粒を大事にしてきたように
うるしも無駄のないように作業をし なめるように片付けたり そのように 見て いわれてきました 
職人として 恥ずかしい所ですが

捨てられずに (言い訳?) そのうち 何かにと 思っています


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